ダイビングナイフの歴史は深く、第二次大戦を期に各国の特殊部隊、こちらの商品は1960年代から70年代に登場した日本の東亜潜水社製。アルミダイキャスト鋳造のパーツを三つのボルトで止め挟み込んだかなり高強度のシースを使用しております。水抜き穴もあり上から侵入した水を排出する効果があります。ナイフ自身の脱落を防ぐためにインナーには赤銅製の亜鉛メッキスプリングが内蔵されておりナイフを支えひっくり返しても抜けないようになっていますとても安全です。ベルトループは当方が革製品を作っていることもあり、イギリス軍のナイフに沿った形の牛革のベルトLOOP を再度作り起こしました。ボルトやネジはすべてステンレス製に置き換え欠損していたワッシャーなど革ループなどすべて新しいものに交換しその当時と変わらない堅牢なシースに生まれ変わりました。ナイフはその刻まれた歴史や傷などをピカピカにすることなく雰囲気そのままに最低限のリペアを施し普通に作業として使える切れ味を目指し研磨させていただきました。グリップはゴム製。劣化が見られる部分には特殊なゴム製のパテを使用し長く使用して頂けるよう修復させていただきました。あまりモコモコとしたデザインで一度握ったら滑り落ちることのないような握りやすいデザインになっています。もともとイギリス軍のダイビングナイフを模倣して作られたこの東亜潜水のダイビングナイフは非常に珍しくまず入手困難でございます。傷や汚れございます。当方かなり力を入れてリペアしました。でも普通に使えるような道具としてのナイフです。観賞用や、農業、作業用、アウトドアナイフとして使用して頂けると嬉しい限りです。（2022年 7月 20日 23時 28分 追加）https://www.divingheritage.com/knifesjapan.htm参考迄に