狂文あづまなまり［狂文吾妻訛・狂文吾嬬那万里］★ゆうパック着払い 【判型】半紙本2巻2冊。縦226粍。 【作者】石川雅望（六樹園飯盛）作。塵外楼清澄校。 【年代等】文化10年7月、東夷庵古渡（コワタリ）序・刊。［江戸］角丸屋甚助板。 【備考】分類「狂文」。天明から文化9年までの約30年間に書かれた戯文88編を収める。大別して、狂歌集の序文、享和3年、大田南畝宅における「狂文の会」、同年の馬蘭亭山道高彦宅における「狂歌会」、画賛、引札（広告）、文化元年の関西旅行において名古屋の文化人に依頼された戯文などがその出典となっている。なかには大田南畝編『游戯三昧』や朝寝成丈編『興佳帖』（文化9年成）に収められている文もある。本書は宿屋飯盛としての技量がうかがわれ、とくに古今の故事名文等を巧みに綴っているのは、「狂文の会」の成果である（「日本古典文学大辞典」参照）。 ★原装・題簽付・極美本。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、15,000円（汚損・虫損本）～140,800円】。