Nike Air Force 1 Low(ナイキ エアフォース1 ロー)から生誕40周年を祝うColor of the Month(カラー オブ ザ マンス コレクション)初リリースを迎えてから40年目を迎えるエアフォース1。今やストリートカルチャー、スニーカーシーンにおいてこのモデルを見ないことはない。これまでにナイキが作り出してきた数々のシューズの中でも、ブラックカルチャーの発展と濃く関わりのある物は熱狂的なファンがついていることが多いが、エアフォース1もそのうちの一つと言える。エアフォース1が誕生した1982年、この時代ヒップホップというのは音楽のジャンルとしては確立されたばかりの話であった。この当時のヒップホップシーンに夢中になっていた者達からエアフォース1は親しまれ、汚れてしまってもすぐ磨けるよう歯ブラシを忍ばせていたという。こういった独自の習慣が生まれたのもこのカルチャーならではの話。ヒップホップを愛する者達、今日におけるストリートシーンに生きる者達の象徴的な一足となったからこそ長く愛され続けているのかもしれない。今回の新色は、リリースより40周年を迎えるアニバーサリーモデルとして登場した一足。ホワイトベースで構築されたアッパーに、各カラーのスウッシュが差し色としてよく映えている。ヒール部分に「NIKE AIR」のゴシックロゴ、アウトソールのガムソール、80’sらしい雰囲気を盛り込んだ仕上がりとなっている。また今作には「Since 1982.」と記された歯ブラシが同梱しており、ヒップホップシーンのある習慣にインスピレーションを受けているのかもしれない。